要件定義支援ツール「要件のツボ」操作説明書

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プロトコル

画面説明 操作手順

 

ビジネス上のルールのうち、振る舞いに関わるものを状態の変化として定義します。

プロトコルの意味

プロトコルとして表現しているのはビジネス上認識している状態とその変化を引き起こす遷移を明らかにすることです。遷移を引き起こすものとしてシステムへの入出力を対応させることでシステム境界を明確にします。ビジネス上実現しなければならない状態を洗い出し、その状態を変化させる遷移を明らかにすることで網羅性を検証します。

 


 

ステートマシン図 利用者はオークションに参加し一番高い価格で入札した場合は落札し、より高い価格で入札した人が他にいれば未落札となる。これに関わる一連のルールを振るまいとして定義します。
状態としては大きく「オークション開始」と「オークション終了」の二つの状態があり、各々その中に内部状態として「オークションに参加」「入札」「落札」「未落札」の状態をもちます。これが利用者が取り得る状態と考えます。最初の状態として「オークションに参加」があり、終わりの状態として「落札」「未落札」の二つのうちどちらかの状態で終了します。
各状態の遷移を引き起こすのが「画面・帳票」「イベント」だと考えます。この場合は「入札画面」と「オークション終了」イベントの二つが遷移を引き起こします。
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画面説明

 

プロトコル画面

 

(A) : プロトコル用カテゴリの登録

(B) : カテゴリ単位での取得と保存

(C) : カテゴリ毎の状態と遷移の定義

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操作手順

プロトコル用カテゴリ定義

●プロトコル用カテゴリの追加、変更、削除を行う。

 

●「プロトコル追加」「プロトコル変更」でこのダイアログが表示される。

●対応するパッケージを選択し、プロトコル名と内容を入力する。

※追加と変更がDB上に反映されるのは保存ボタンをクリックしたときになります。

 


●「プロトコル削除」をクリックすると確認が表示され、YESを選ぶと削除される。
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プロトコル内の状態(A)と遷移(B)の各カラム(1)〜(6)の説明

(A)状態を表す

   状態はこの画面で作成する。

(B)遷移を表す

   遷移は「画面・帳票」または「イベント」を当てはめる。

  状態と遷移(1) 次の状態(2) 遷移条件(3) 開始(4) 終了(5) 説明(6)
状態(A) 状態名 未使用 未使用 この状態から開始されることを表す 対象状態が終了状態であることを表す 状態の説明
遷移(B) 遷移名
   画面・帳票名
   イベント名
Drag&Dropで選択されたモデルの名前が表示される。
遷移によって移る次の状態 子供の状態を保たない末端の状態にのみ遷移できる。 遷移の条件を示す。
この条件が満たされたら遷移すると考える。
未使用 未使用 遷移の説明
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状態の追加・削除





●状態の「+」上でダブルクリックすると状態の追加と削除のメニューが表示される。




●最後の行で「Enter」を入力すると新しい状態が追加される。
●遷移の「+」上でダブルクリックすると遷移の削除のメニューが表示される。
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Drag&Drop操作

ある状態から次の状態に移るために遷移を定義します。 遷移は「画面・帳票」「イベント」が対応します。
従って遷移を定義するためには左のモデルツリーからDrag&Dropして追加します。

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状態と遷移のルール

 

決まり 例(上記の定義に対応)
状態 状態は入れ子にできる 「オークション開始」は「オークションに参加」と「入札」の二つの状態をもつ
状態は遷移を複数もつことができる 「入札」は3つの遷移をもつ
親の状態でも遷移をもつことができる 親状態からの遷移はどの子供の状態でも遷移可能なことを表す
遷移 遷移は「画面・帳票」と「イベント」の二つのモデルで表現する 上記2つのモデルはシステムとのインターフェースになるので、ビジネス上の状態を変えるインターフェースが明らかになる 「入札」には「オークション終了」イベントと「入札画面」の二つのモデルが遷移として対応する。
遷移は次の状態を必ずもつ 「オークションに参加」状態で「入札画面」をきっかけに「入札」状態に遷移する
次の状態として設定できるのは末端の状態だけ 子をもつ親の状態に遷移してしまうと、子供が複数合った場合などにどの状態になるかが明確にならない。 子を持たない末端の状態に遷移することで、遷移する状態が不明確になることを防ぐ 次の状態として「オークション開始」と「オークション終了」の二つは指定できない
一つの状態から同じ遷移を複数定義できる。 その場合は遷移条件を書き遷移の場合分けを行う 「入札」状態から「オークション終了」イベントが二つ定義されているが、遷移条件が異なり、次の状態も異なる

 

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プロトコルの開始・終了のルール

 

  ルール
開始 ・プロトコルには1つの開始状態が必要である
・開始状態は1つしか付けられない
・開始状態は子状態を持たない末端の状態だけに限られる
・オークションは「オークションに参加」状態から開始される
・開始は必ず1つの状態から開始される
・子を持つ「オークション開始」「オークション終了」は開始状態にはならない
終了

 

・プロトコルには1つ以上の終了状態を作る必要がある
・終了状態は複数作ることができる
・終了状態は子状態を持たない末端の状態だけに限られる
・「落札」「未落札」はどちらも終了状態
・オークションは「落札」で終わる場合と「未落札」で終わる場合の2つのケースがある
・子を持つ「オークション開始」「オークション終了」は終了状態にはならない
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