要件定義支援ツール「要件のツボ」サンプル

業務システムを理解するためにはERPパッケージの基本機能を知っておくことがとても役に立ちます。

今回は「パッケージから学ぶ4大分野の業務知識」を参考に代表的な画面、帳票、機能とデータを要件のツボに登録します。

※この中で「本」とあるのは「パッケージから学ぶ4大分野の業務知識」を指し、ページはこの本のページを指しています。

ねらい

対象となる企業のビジネスモデルにあわせて主要な機能を再構成し、その上で業務システムの全体を俯瞰しながら、詳細な分析へとつなげていきます。

インストール

「要件のツボ」をインストールしていない方は、以下のページからダウンロードしてください。

 >>> 要件のツボ ダウンロード

今回登録したデータは以下のファイルに入っています。

ダウンロード後 解凍し、要件のツボの「db」フォルダーにダウンロードした「4大分野の業務知識.odb」をコピーして、要件のツボV17.exeを起動します。

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整理の方針

今回は業務理解のために、本に書かれている情報を整理し、システム全体としての構造を理解します。

今回はより一般的な範囲に限定するため本の中から、生産管理と会計を除き、以下の5つを対象とします。

・販売管理

・調達管理

・債権管理

・債務管理

・在庫管理

上記の分類をパッケージで整理し、個々の機能の独立性を確保します。

アクターはシステムを横断する可能性があるので、「共通」パッケージを作成し、そこに登録しています。

http://www.vsa.co.jp/kaname/2_kinou/2_kinou.html#16

各々の機能をパッケージに割り当てることで、パッケージの関連を分析できるようになる。詳細な情報の登録にあたってもパッケージ間の関係に注意を払うことで、各管理機能の関係を疎に保てるようになります。

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個別情報の整理

本全体を読んでまとめるのもいいのだが、もっと簡単に全体像をつかみたいので、図から情報を得ることにします。

対象となる図は以下の3つの図から整理します。

・48ページ:債権管理のシステムフロー

・61ページ:債務管理のシステムフロー

・78ページ:販売管理システムのモデル

これらの図にはアクター、画面・帳票とデータの情報が載っているので、まずはその情報を整理します。

画面・帳票、データの登録

債権管理、債務管理は「債権管理のシステムフロー」と「債務管理のシステムフロー」から登録します。

販売管理、調達管理、在庫管理は「販売管理システムのモデル」の図をもとに登録します。

イベントの登録

システム間のデータ連係はイベントとして整理します。

「債権管理のシステムフロー」にある「入金データの取込」はイベントとして登録します。

イベントには対になるデータが存在するので、それをイベントデータとして登録します。

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情報を付加する

アクターの登録

「販売管理システムのモデル」では部門事に図が区切られているので、その部門をアクターとして登録し、アクターと画面を結びつけます。

機能の追加

機能は画面・帳票とイベントから導き出します。最初は画面やイベントと1対1で洗い出し、徐々に洗練化します。

CRUDの登録

機能が出ればデータと機能をCRUDの関係を意識して整理します。

機能にデータを結びつけ、その関係事にCRUDの分類を設定します。

http://www.vsa.co.jp/kaname/2_kinou/2_kinou.html#7_3

 

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つながりを確認する

全体のつながりを確認する

ここまで行うと全てのデータはつながるので、「リンク分析」を使って全ての情報のつながりが確認できます。

アクターからのつながりを見る

営業が扱う画面と帳票、それを実現する機能とデータを確認することができます。

データからのつながりを見る

今度はデータから関わる機能と画面、そしてアクターまでのつながりを確認します。

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まとめ

システム全体をパッケージで分け、各々の役割を明確にして関係を疎に保つことで、機能の重複を防ぐことができ問題を局所かすることができます。

次に具体的な画面・帳票とデータを分析するときも各々を機能でつなげ、全体を俯瞰しながら整理します。

こうすることで大規模なシステムにおいてもトップダウンで整理することができ、スムーズに要件定義を行うことができます。

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